失敗しない浴衣選びのコツ、第2回目は
浴衣は様々な織りの生地があります。
織り方によって涼しさがけっこう変わってくるのです。
代表的な生地を紹介していきますね。
コーマ地
いわゆる ザ・浴衣 といえばこれ。
昔の浴衣の定番。
平織りと言って,経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織る、最も単純な織物組織。
凹凸がないので浴衣以外にもいろんなものに使われてます。
昔ながらのレトロな浴衣でありながら長年愛され続けている浴衣のでもあります。
絽・駒絽
絽目といわれる隙間があいた織物。
基本横に絽目が入っていますが、
縦に絽目が入った縦絽というものもあります。
下着が透けるので着物スリップや下着に注意です。
綿紅梅(めんこうばい)
格子状に太い糸を織り込んだ生地。
生地に凹凸が出来、この凹凸(勾配)から紅梅と言われるようになりました。
ちなみに絹で織れば絹紅梅となります。
ちぢみ
表面に細かいシボのある織物の総称。
緯糸に強撚糸を使い織った生地を湯に浸してもみ、縮ませシボを出したもの。
麻から作られた小千谷ちぢみ、
綿ちぢみ(楊柳)などがあります。
しじら織り
ちぢみ織の一種。縦横どちらかの糸を縮ませ、平織りにして表面に細かい縮みシワを出したもの。
糸を先に染めてから織る「先染め」の織物なので格子柄か縞柄が多い。
綿の阿波しじらなどがあります。
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最近は変わった織の浴衣もよくお見かけします。
涼しくなるように工夫されていたり、浴衣の進化は日々進んでいます。
着て見て、触ってみるのが一番です。
以上、参考になれば幸いです。